「ドラゴンクエスト5」で感じる大人になったなー
今週のお題「大人になったなと感じるとき」
◆「ドラゴンクエスト5」で感じる大人になったなー
大人になったなと感じるときはいつですか?
その問いに私が応える場合「経済的に自立ができたとき」と答えちゃいます。
しかし、それだけだと、この日本は薄っぺらい大人だらけになってしまいますよね。
大人は経済的な面だけではなく、精神的な面でも成長していないといけません。
そこで「大人」という言葉をWikipediaで引いてみると
十分に成長した人。成人。
考え方や態度が十分に成熟していること。思慮分別があること。
とありました。
やはり大人という言葉は精神的な意味合いが強いイメージを持ちます。
単に成人式を迎えたから、経済的に自立したから大人になるわけではなさそうです。
でも「大人」を言葉に表すには難しすぎます。基準も何もないですもんね。
そこで、なんか参考になることがないのかを考えてみると私が小学生のときにプレイしたドラゴンクエスト5を例に挙げるとおもしろそうだなって思いつきました。
それではドラゴンクエスト5のプレイを通して感じた大人になったなーを語ります。意外と共感頂ける方も多いのではないかと期待しています。
〇ドラゴンクエスト5とは
ドラゴンクエスト5とはスクウェアエニックスが製作したドラゴンクエストシリーズの5作目です。このドラゴンクエスト5は、かなりの人気作でスーパーファミコンだけでなくプレステなど多くのハードに移植されただけでなく、映画にもなった多くのユーザーに愛された作品です。
このドラゴンクエスト5は今までにないシステムや設定を導入することでユーザーを釘付けにしました。それでは、そのポイントを紹介しながら大人になったなーを感じられる部分を挙げます。
▲ドラゴンクエスト5のポイント(幼少時代から大人時代への成長)
ドラゴンクエスト5は最初、主人公は幼少時代から始まり、父親と一緒に旅をするシナリオを進めます。町から町への移動は親が主導で動くので、本来自分でするはずの移動操作ができず、子供ながら親にただついて行くこととなります。また戦闘では父親の圧倒的強さを感じ、そして戦闘後には傷ついた体を回復してくれます。
この親との冒険を通じて親のたくましさや愛情を深く感じることができるでしょう。
そのような中、あるタイミングで親と死別し、数年の時を経て、大人へと切り替わるシーンがあります。気付けば自分一人となっており、もう守ってくれる人がいないんだという寂しさと、やるしかないという気持ちを子供ながらに感じたことを今でも覚えています。このタイミングがまさに自立と言えるでしょう。
▲ドラゴンクエスト5のポイント(家族ができる)
ドラゴンクエスト5のすごいところがまさにこの部分です。シナリオの中で自分の選んだ女性をお嫁さんにでき、また双子の子供も授かることができるのです。
お嫁さんは、性格が異なる女性から自分で選択できるので、自分の選んだお嫁さんにはもちろん愛着が湧きます。また生まれてくる子供の髪の色なんかもお嫁さんによって変わるのでリアリティがあります。
家族と冒険する中で子供の体力を回復することもあるのですが、幼少期に親から、よく回復してもらったなーなんて思いだしたりします。このタイミングが今は亡き親との思い出で切なくなるし、同時に守るべきものができたことで大人になったなーを感じることができるでしょう。
そんな自分の子供ですが、成長と共に実は伝説の勇者で、高い戦闘力や非常に強力な魔法を使えるようになるんです。そのタイミングで子供が親を超えるわけですが、、、、意外と子供に能力を抜かれるのって嫌じゃないんですよね。
親はいつか子供に抜かれるものですが、まさかゲームで実感するとは!!
この切なさ、、、大人になったなーの最大級かもしれませんね。
◆さいごに
今回のテーマ「大人になったなと感じるとき」をドラゴンクエスト5の例を挙げて語ってみましたが、まとめるとこんな感じでしょうか。
〇親から離れて自分一人でやっていくことを決意したとき
〇家族ができ、守るべきものができたとき
〇子どもが自分を超えたとき、また自分から巣立つとき
結婚しない人、子供がいない人は大人ではないのか!!と言われると決してそうではなく、ほんの一例だと思いますが、ドラゴンクエスト5では大人について学ぶことが多そうです。
子供の道徳の教材として使ってよいレベルかもしれませんよね!!